2007年06月28日
ダイビングのマナー
先日のIDCも無事終了し、参加していただいた候補生の方もIEに(かなり優秀な成績で)合格して内地に戻られました。
次回のブルーフィールドのIDCは11月開催の予定です。
さて 話はがらりと変わってタイトルのマナーに関してなのですが・・・
日々ファンダイブや講習で海に行っているといろんなことに気がつき 考えさせられます。
先日ファンダイビングでケラマに行ったときのことです。
場所はウミガメとの遭遇率の高い人気ポイント。もちろんブリーフィングでもカメ遭遇率の高いポイントだという話もします。
そしてウミガメに会えたときの約束事として「カメを追っかけない」「触らない」「驚かせない」などいくつかのお話もさせていただいてます。
さてそんな僕らの前に期待通りウミガメが現れました!はやる気持ちを抑えて、そーっと近づいて観察したり写真を撮ったり。
カメも慣れたものでダイバーが危害を加える存在ではないと 分かっているのか静かに佇んでいました。たっぷりカメとの時間を満喫して満足したころにウミガメは のんびり泳いでいきました。問題はその後です。
左手のほうから別のチームがやってきてウミガメを発見。ガイドは猛ダッシュでカメを追いかけ まわり込んで行く手を遮ります。
後ろから追いついてきたダイバーも必死に追いかけていきます。当然カメは驚いて必死に逃げようとします。
中には触ろうとして手を伸ばしてる人もいます。
このときのストレスはどれほど大きいのでしょう。
想像してみてください。あなたが街を歩いていて突然 見ず知らずの人に突然追いかけられたら。
とりあえず逃げるでしょう?意味もなく怖いでしょう?
またあんな目にあうかもと思ったら しばらくは同じ道には近づかなくなるでしょう?
この時の触ろうとしたお客さんの動きに対して僕のチームのお客さんはEXIT後に非常に憤慨していました。
しかし問題はお客さんよりもガイドのほうにこそあると思うのです。
そしてちょっと考えてみました。
あなたの周りのダイビングのプロを思い浮かべてみてください。
教わらなければ分からないような事かも知れませんが数々のマナーやルールについてです。
たとえば水中でウニを割って餌付けしてませんか?
ソーセージを持って行って餌付け、その後のごみの処理について説明はありましたか?
ビーチではEXIT優先という当たり前の事ができていましたか?
水面休息中の機材は散乱していませんでしたか?
明らかに他のダイバーの通行の妨げになる場所で講習をやっていませんでしたか?
生物にはなるべく触らないようにという注意をしていますか?
触っても良い生物はどのような物か聞けば説明してくれますか?
そしてそれは納得のいく説明ですか?
目の前にいるお客さんに楽しんでもらいたい。そう思うことはガイドとしてはとても良いことだと思います。
しかし、一方で一般ダイバーのお手本でもあるべきなのです。
PADIのプロジェクトAWAREに見るように、世間一般のECOの流れに見るように。
今ある環境を守り、明日も来年も同じように楽しむ事ができるように啓蒙することもダイビングガイドやインストラクターの
大事な責務だとも思うのです。そしてそういったプロ達こそが沖縄のダイビング業界の将来を支える力なのだと思います。
さて あのウミガメはまた戻ってきてくれるでしょうか・・・
IDCの中でもインストラクターの素養とは?というのがありますが 個人の資質をわずか1週間やそこらでは
変えることはできません。プロになろう!という個々人の努力と意識がプロのダイバーになる原動力なのです。
そして その思いをずっと持ち続けることができる人こそが本当のプロなのではないか?と思うのです。
かく言う僕も「完璧か?」といわれたら「いいえ」と答えざるをえません。
完璧を目指してはいますが なかなかこれが難しい。
頑張りたいと思います。
追記
先日、某大先輩(沖縄のダイビング界の大御所)が若いインストラクターだかガイドを注意したら
「うるせぇ くそじじい」と言われたらしいです。
どこの誰だかわかりませんが目上の者に対する尊敬の念も無く、自分の落ち度を冷静に受け止めることもできないそんな
ダイビングスタッフがこの業界に現役スタッフとして働いているとは・・・
担当されているお客さんが可哀相です。
次回のブルーフィールドのIDCは11月開催の予定です。
さて 話はがらりと変わってタイトルのマナーに関してなのですが・・・
日々ファンダイブや講習で海に行っているといろんなことに気がつき 考えさせられます。
先日ファンダイビングでケラマに行ったときのことです。
場所はウミガメとの遭遇率の高い人気ポイント。もちろんブリーフィングでもカメ遭遇率の高いポイントだという話もします。
そしてウミガメに会えたときの約束事として「カメを追っかけない」「触らない」「驚かせない」などいくつかのお話もさせていただいてます。
さてそんな僕らの前に期待通りウミガメが現れました!はやる気持ちを抑えて、そーっと近づいて観察したり写真を撮ったり。
カメも慣れたものでダイバーが危害を加える存在ではないと 分かっているのか静かに佇んでいました。たっぷりカメとの時間を満喫して満足したころにウミガメは のんびり泳いでいきました。問題はその後です。
左手のほうから別のチームがやってきてウミガメを発見。ガイドは猛ダッシュでカメを追いかけ まわり込んで行く手を遮ります。
後ろから追いついてきたダイバーも必死に追いかけていきます。当然カメは驚いて必死に逃げようとします。
中には触ろうとして手を伸ばしてる人もいます。
このときのストレスはどれほど大きいのでしょう。
想像してみてください。あなたが街を歩いていて突然 見ず知らずの人に突然追いかけられたら。
とりあえず逃げるでしょう?意味もなく怖いでしょう?
またあんな目にあうかもと思ったら しばらくは同じ道には近づかなくなるでしょう?
この時の触ろうとしたお客さんの動きに対して僕のチームのお客さんはEXIT後に非常に憤慨していました。
しかし問題はお客さんよりもガイドのほうにこそあると思うのです。
そしてちょっと考えてみました。
あなたの周りのダイビングのプロを思い浮かべてみてください。
教わらなければ分からないような事かも知れませんが数々のマナーやルールについてです。
たとえば水中でウニを割って餌付けしてませんか?
ソーセージを持って行って餌付け、その後のごみの処理について説明はありましたか?
ビーチではEXIT優先という当たり前の事ができていましたか?
水面休息中の機材は散乱していませんでしたか?
明らかに他のダイバーの通行の妨げになる場所で講習をやっていませんでしたか?
生物にはなるべく触らないようにという注意をしていますか?
触っても良い生物はどのような物か聞けば説明してくれますか?
そしてそれは納得のいく説明ですか?
目の前にいるお客さんに楽しんでもらいたい。そう思うことはガイドとしてはとても良いことだと思います。
しかし、一方で一般ダイバーのお手本でもあるべきなのです。
PADIのプロジェクトAWAREに見るように、世間一般のECOの流れに見るように。
今ある環境を守り、明日も来年も同じように楽しむ事ができるように啓蒙することもダイビングガイドやインストラクターの
大事な責務だとも思うのです。そしてそういったプロ達こそが沖縄のダイビング業界の将来を支える力なのだと思います。
さて あのウミガメはまた戻ってきてくれるでしょうか・・・
IDCの中でもインストラクターの素養とは?というのがありますが 個人の資質をわずか1週間やそこらでは
変えることはできません。プロになろう!という個々人の努力と意識がプロのダイバーになる原動力なのです。
そして その思いをずっと持ち続けることができる人こそが本当のプロなのではないか?と思うのです。
かく言う僕も「完璧か?」といわれたら「いいえ」と答えざるをえません。
完璧を目指してはいますが なかなかこれが難しい。
頑張りたいと思います。

追記
先日、某大先輩(沖縄のダイビング界の大御所)が若いインストラクターだかガイドを注意したら
「うるせぇ くそじじい」と言われたらしいです。
どこの誰だかわかりませんが目上の者に対する尊敬の念も無く、自分の落ち度を冷静に受け止めることもできないそんな
ダイビングスタッフがこの業界に現役スタッフとして働いているとは・・・

Posted by ブルーフィールド at 22:46
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